御挨拶 同窓会長
御挨拶 同窓会長 宇 野 進
本年は六年制薬学生が初めて卒業し、本学からは六十八名の六年制薬学生が卒業をしました。
現在、高齢化?過疎化がいよいよ待ったなしの状況です。
薬局薬剤師の状況も、税と社会保障の一体改革で消費税アップ、増大する医療保険?介護保険の中で、国民皆保険制度の維持の為に、ジェネリック医薬品の円滑な推進や本年度より本格的に「在宅」に参加することが必要となりました。
それには多業種協働、医療介護関係者との連帯が必要です。
病院?薬局それぞれで十一週間の実務実習。
知識技術だけでなく、態度?倫理、時にこれからの薬剤師は一人では何も役に立たないので、コミュニケーション力、人間力を何より必要としています。
同窓生の皆様も実習生の研修に参加されている方々が多くいらっしゃると思います。
今まで卒業後、学生と接する事は稀だったと思いますが、これからはこれが普通になります。
また一方で、高齢化の大きな要因の一つは医薬品の開発発展です。
約三十年前は癌と言えばそれは死を意味していました。
今は二人に一人は癌と診断されていますが、最新の医薬品で快復している人がたくさんいます。
今後も新薬が次々と開発され、ますます高齢化は進みます。
薬剤師の社会的な役割?ニーズは高まり、それに応える為に我々も日々研鑽を求められます。
同窓会活動について
本年九月に本学の岐阜薬科大学創立八十周年記念祝賀事業が岐阜都ホテルでとり行われます。
昭和七年、岐阜九重町の地で産声をあげて、その後三田洞へ移転し、現在は岐阜大学医360足球比分に隣接した岐阜市柳戸にキャンパスを持っています。
あのなつかしい九重町の学舎を御存じの同窓生の皆様、一度新しい学舎を訪れて下さい。
思わずワクワクします。
大学も進化した事を実感します。
また本年も出来るだけ支部同窓会に出席させて頂くつもりですので、早めの連絡をお願い致します。